CHEAP THRILL

<< May 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

CHECK
ユナイテッド・シネマ 最新映画を自動更新でご紹介!

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンTM

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)

スカパー! レンタルサービス
おまかせHDプラン

ドミノ・ピザ【PC向けサイト】

●iPhone / iPod touchアプリケーション

 iTunes Store
(Japan)

 iTunes Store(Japan)

 iTunes Store(Japan)

 iTunes Store(Japan)

RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
ENTER THE DRAGON(a.k.a.COLOBA MILK BAR)
ENTER THE DRAGON(a.k.a.COLOBA MILK BAR) (JUGEMレビュー »)
コロバ・ミルク・バー,縫田彰徳
RECOMMEND
RECOMMEND
1980s in 21C.
1980s in 21C. (JUGEMレビュー »)
コロバ・ミルク・バー
<< 真・映画日記(3)『接吻』 | main | 真・映画日記『プライスレス』 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | - | - |
真・映画日記『黒い土の少女』
JUGEMテーマ:映画




3月9日(日)◆739日目◆

前の晩、渋谷の「HOME」というクラブのイベント「ロンドンタイムズ」に行き、途中からマンガ喫茶で仮眠。

午前9時前に帰宅。
しばらく寝てたりテレビを見たりしてゆったりと過ごす。
午後2時半頃に家を出る。
3時半に池袋に着き、メトロポリタン8階にある「シネ・リーブル」へ。
『プライスレス』を見ようとしたが、持っていたチケットが「シネカノン有楽町」でしか使えないので仕方なく退散。

「LIVE INN ROSA」でのイベント「ピンク・チャレンジ大作戦」に顔を出す。
ピンクレディーを中心した昭和歌謡のイベント。
だけどボクが踊ったのは80年代のMTV系のポップ/ロックだったりする。

6時過ぎに店を出て渋谷へ。
「イメージフォーラム」へ。6時50分くらいの回かと思ったら、7時半の回だったので近くのスタバで時間を潰す。

20分ほどで映画館に戻ると、丁度よく開場した。
10人もいなかったのではないだろうか。


『黒い土の少女』の監督チョン・スイルはものすごい才能である。
もしかしたらキム・ギドク以来の才能かも。
ひょっとしたらタルコフスキーの再来かもしれない。

本作で5作目。
長編デビュー作は1997年でキャリアの長さではキム・ギドクに近い。
ソウルではなく釜山を拠点にし、映画を作っている。
日本では今回の作品が本邦初公開となる。


舞台は韓国北部のとある村。かつては炭鉱の街として栄えていたが、現在では廃鉱寸前で街はさびれていった。

9歳の少女ヨンムリは炭鉱夫の父ヘゴンと軽い知的障害を持つ11歳の兄トングの3人で社宅に住んでいた。
ある日ヘゴンはじん肺病にかかり、会社をリストラされる。
その後かろうじて運送業にありつくも、間もなく事故を起こし、職を失ってしまう。

ストーリーは少女ヨンムリから見た父ヘゴンのことと
兄トングのこと、になる。
セリフはやや少な目で、
炭鉱の街の風景や
ヘゴン周辺のさびれた様子、
そしてヨンムリ個人の世界で構成されている。

ストーリーの筋もなかなかだが、
映像がゆったりとして映像の構図、色彩、光の入れ具合など映像を見るだけでも楽しめる。
ヘゴン周辺の
モノクロではないけどモノクロに近いくすんだ男の色がいい。
この独特な暗い雰囲気はよく考えるとタルコフスキーの『サクリフィス』っぽくもある。

登場人物とセリフの少なさ、老人の使い方まで『サクリフィス』っぽい。
そしてヨンムリの周辺のみカラフルな世界にしている。

この色の付け方や光の入れ具合は登場人物の心理状態が表されているようだ。

街全体の風景も時折挿入し、
とにかく「映像」を見せてくれる。

『ダージリン急行』と『アメリカを売った男』にはコレが足りなかった。

映像だけではない。ストーリーの展開でも『接吻』にも勝るとも劣らないインパクトがあるものを見せている。

映像、ストーリー、キャストとどこを見ても非のうちようがない。

障害を持つ兄と職を失って飲んだくれる父を支えるヨンムリの様子はある種過酷ながら突き進む強ささえ感じる。

点数は10点満点!!

ボクはタルコフスキーの作品をオンタイムで見れなかったが、
チョン・スイルがいるから十分だ。

それでいてアンドレイ・タルコフスキーの作品にそっくりかというと、それは違う。
ギドクでもカウリスマキでもない。
チョン・スイルである。

ハリウッド映画や最近の邦画に慣れている人には合わないかもしれないが、
映画マニアなら一見の価値は十分にある。
世界の才能を見たいならダッシュで渋谷に行け!


(追記)
チョン・スイルは音楽の使い方が上手い。ここも特筆すべき点だ。
何気なくテレビやラジオから流れる歌謡曲や
元炭鉱夫たちが居酒屋で歌う「アリラン」の替え歌、
そしてピアノとベースによるSE。
特にこのSEはどんよりとした空気をさらにあおるものになっている。


チョン・スイルは間違いなく世界レベルの映画監督。
それが東京の「イメージフォーラム」でしか見れないのがなんとも残念である。
最終回は午後7時半の上映。時間があったらまたじっくりと見たい。

| じょ〜い小川 | 真・映画日記 | comments(2) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト

| スポンサードリンク | - | - | - |
ウエダ (2008/03/24 6:13 PM)
いつもトラックバックをいただき、ありがとうございます!“今日も独りで映画館”のウエダです。『黒い土の少女』、本当にいい映画でした。少女が父親のために酒瓶と即席ラーメンを万引きした後、自分とは縁遠いピアノ教室で息を潜める場面、グッときました。学校の教室で主人公がピアノを弾く場面も印象的でした。
じょ〜い (2008/03/24 9:57 PM)
ウエダさん

この映画で起きていることって本当はとんでもないことだらけなんだけど、どれも映画的には名シーンなんですよ。
兄貴のおもらしも、
魚介類の露店売りのシーンも、
車が事故るところさえ変な話だけど“絵”になってる。
中でも貸しピアノ教室に隠れるシーンなんかポスターになるくらいいいですよね。

これと近いテンポの作品では今公開している『芙胡の理髪師』か
昨年夏に公開された『長江哀歌』をオススメします。









url: トラックバック機能は終了しました。
黒い土の少女
満 足 度:★★★★★★★★    (★×10=満点)  監  督:チョン・スイル キャスト:ユ・ヨンミ       チョ・ヨンジン       パク・ヒョヌ       カン・スヨン、他 ■ストーリー■  江原道の村に住む9歳のヨ
| ★試写会中毒★ | 2008/05/26 5:19 AM |